popoのブログ

超短編(ショートショート)

ぼくの本

ぼくが本を読むとき、

その心はまるで魔法にかかったよう。

 

物語の世界に没頭し、

登場人物たちの冒険や成長に胸を躍らせ、

ぼくも同じように素晴らしい体験ができると想像する。

 

本の中に広がる未知の世界や、登場人物たちの活躍。

ぼくは自分の未来にも無限の可能性を感じる。

「自分もいつか、こんな風になりたい」

「こんな場所に行ってみたい」という憧れが、

夢を大きく膨らませる。

 

時にぼくは、物語の登場人物になりきったり、

物語の舞台を頭の中に思い描いたりする。

すると、ぼくの想像力は豊かに育まれる。

現実世界では体験できないような冒険や出来事を、

あたかも体験しているかのように感じ、

ワクワクした気持ちでいっぱいになる。

 

ある物語では主人公が困難に立ち向かう。

それを乗り越えていく姿は、ぼくに勇気をくれる。

「ぼくも苦しくても、諦めずに頑張ろう」

そう信じることで、希望が生まれる。

 

ぼくは、登場人物たちの感情に共感したり、

物語の展開に感動したりする。

喜び、悲しみ、怒りなど、様々な感情を知り、

人への共感性を高めていく。

 

それに、物語の様々な知識や情報に触れることで、

ぼくの好奇心は刺激される。

「もっと知りたい」「もっと学びたい」

という気持ちが、新たな夢や目標へと繋がる。

 

こどもの本は、ぼくたちの心を豊かにし、

夢と希望を与えてくれる魔法の道具。

 

「きみは、きみのバラの花をかけがえのないものにしたんだ。それは、きみが、バラの花のために、時間を費やしたからだよ。」

 

ぼくは“今”自分自身の可能性を信じ、

未来に向かって力強く歩んでいる。