popoのブログ

超短編(ショートショート)

切なく不思議な恋

その夜、私は一人で家にいた。

外は暗く、静かな夜の風が窓をたたく音が聞こえる。

そんな中、私はふと恋愛小説を手に取った。

物語は、主人公の女性が出会った謎めいた男性との情熱的な恋に始まる。

彼は彼女を深く魅了し、彼女もまた彼にとても惹かれていた。

二人は瞬く間に愛し合うようになり、彼の抱擁は彼女にとって安らぎの象徴となった。

彼の唇が彼女の肌に触れるたび、彼女の心は高鳴り、体中に電流が走るような感覚に包まれた。

しかし、彼の過去には秘密があった。

ある晩、彼女は偶然彼の過去の一部を知ることになる。

それは彼が過去に、別の女性と深い絆を築いていたことを意味していた。

彼女は嫉妬と不安に苛まれましたが、彼との愛に抗えなかった。

彼女は自分の感情と向き合い、彼との関係を続けることを決意した。

彼らの関係は複雑であり、時には揺れ動く。

しかし、彼らは互いの弱さや欠点を受け入れながら、深い絆を築いていった。

彼女は彼の過去を忘れることはできなかったが、それでも彼の愛に飢えていた。

ある晩、二人は密かな場所で再び会った。

月明かりの下、彼女は彼の胸に抱かれ、彼の温もりを感じた。

その時、彼は囁いた。「君の愛が私の過去を癒してくれる。」

彼女は涙をこらえながら微笑んだ。

この恋は完璧ではなく、時には苦しみも伴うかもしれない。

しかし、彼女は彼との夜の出会いを決して忘れなかった。

それは彼女の心に深く刻まれ、彼女を夜な夜な彼のもとへと導いていく。

この物語はちょっと切ないながらも、私は夜に読みたくなるほど魅力的だった。

気が付くと時間は1時を回っていた。

私はベッドで目を閉じる。

私は以前に恋をした彼のことを思っていた。

出会いは街のとある駅だった。

雨が降りしきる中、傘を持たない私に、そっと傘を差し出してくれた。

当時、心の弱っていた私は、恋に落ちるのに時間はかからなかった。

彼は付き合っている人がいるのか、結婚しているのかも、わからなかった。

ちょっと危険な雰囲気の彼。ちょっと謎めいた彼。

私は何度も体を寄せた。彼との時間が私の心を埋めてくれた。

彼との時間は私を現実から連れ去っていた。

ところが2年経ったある日から突然連絡がなくなった。

私は悲しみ、今でも心の奥底にどこか彼を思っている。

私も誰かに過去を癒してもらいたい。

そう思いながら夢の中へ。