ネオン煌めく街角、ふと目が合ったのは、
あなた。
漆黒の髪に吸い込まれるような瞳。
淡い微笑みに、私の胸が熱くなる。
言葉も無く惹かれ合い、真夜中の待ち合わせを約束する。
待ち遠しい時間が過ぎる。
鼓動が速まり、心臓が飛び出しそう。
そして、やっと出会えたあなた。
「もっと強く抱きしめて。」
熱い抱擁、吐息が重なり、情熱の炎が燃え上がる。
「冷えた夜を私の熱で温めたい。」
周囲の視線など気にせず、二人だけの世界へ。
抗えない衝動に身を委ね、陶酔する時間。
「愛してる。」
夜明けと共に、私たちは永遠の誓いを交わす。
しかし、あなたは妻子持ち。
社会の壁と家族の反対。
様々な障害が立ちはだかる。
それでも。それでも私は、
「あなたがほしい。」
私たちは愛を貫く。未来を信じて。
「絶対に諦めない。必ず、君と一緒になる。」
「例え叶わなくとも、私に後悔はないわ。」
批判的な恋だとはわかっている。
それでも抑えられない私たちの想い。
やがてその情熱が、想いが、周囲を動かし、結ばれる。
「待たせてしまった。」
その言葉に涙を流す。「あなた・・・」
幾多の苦難を乗り越え、辿り着いた幸せ。
幾年経っても変わらぬ恋。
私の人生、喜びと愛に満ち溢れている。
「そうよ。私はわがままな女なの。」