popoのブログ

超短編(ショートショート)

~Independence Day~ インデペンデンス・デイ

太陽が水平線に沈み、

燃えるようなオレンジ色の光が雲を染める頃、

小さな島で奇跡が起こった。

 

その島は「セレンディピティ」と呼ばれ、

長い間、無人島として知られていた。

 

しかし、この日、島に奇妙な光が降り注ぎ、

その光に触れた動植物は突然変異を起こし、

驚くべき能力を身につけるようになったのです。

 

鳥は虹色の羽を持ち、

美しい歌を歌うようになりました。

 

猫は言葉を話し、人間の心を癒す力を

持つようになりました。

 

そして、木々は宝石のような実をつけ、

その果実は不老不死の力を秘めていると言われています。

 

こうして、セレンディピティ島は

一夜にして魔法のような場所へと変貌した。

そして、その噂を聞きつけた人々が

世界中から島を訪れ、独自の文化や文明を築き始めた。

島の人々は互いに協力し合い、平和に暮らした。

 

そしてついに、セレンディピティ島は、

異なる文化や種族が共存するユニークな国となった。

 

島に住むみんなは、この日を大いに祝福した。

インデペンデンス・デイ!」

そう言って、飲んで、歌い、踊り、

その姿は自由を掲げる象徴となった。

 

そして今でも多くの人が、この国を訪れる。

国民は、それを温かく迎い入れ、

鳥、動物、植物を案内する。

 

島の中心には一つの銅像が建てられていた。

それは、自由を象徴するあの日の姿が

モチーフとなった真っ白な銅像

これは海を渡った、大きく素敵な国からの贈り物だった。

 

島の名前の由来となった

セレンディピティ」という言葉は、

偶然の幸運という意味を持つ言葉。

まさにこの島はその言葉通りの場所と言えるでしょう。

 

そして今日は、そのお祝いの日。

島を取り囲うように、至る所で

美しい花火が打ち上げられる。

 

「Happy 4th!」というかけ声とともに。