兵士ジョンが戦場で負傷し、敵陣に捕虜となった。
ジョンは、敵国の兵士たちに拷問を受け、命の危機に瀕していた。
そんなある日、ジョンは、敵国の兵士が、
自分の母親と同じ名前の女性と結婚したことを知った。
ジョンは、敵国の兵士に、自分の母親のことを話し始めた。
自分の母親がどんなに優しい人で、どんなに家族を愛しているかを。
敵国の兵士は、ジョンの話に耳を傾け、次第に同情するようになった。
そして、ある日、敵国の兵士は、ジョンを解放した。
ジョンは、敵国の兵士に感謝し、戦争の無意味さを感じた。
「正義とは何か。」人はみな自分にとっての正義は同じじゃない。
自分が押し通せば、相手も押し通す。
「希望とは何か。」希望は失うためのものじゃない。
自分の未来や、家族や友人の未来を不安に思うのは希望じゃない。
ジョンは理解と共感の大切さを知った。
戦争で犠牲になる人たちの中には、私たちと同じように、
大切な人を愛し、大切にされている人たちがいるということ。
戦争は、多くの人たちの命を奪い、多くの人たちの人生を狂わせる。
傷つけあうな。
愚かであるな。
我々は同じ世界に生きる。
我々は兵士である前にひとである。
平和を守るために、できることを。