「最近、仕事で大きなプロジェクトを任されたんだ。
大変だけど、やりがいがあるのよね。」
「すごいね！さすがだね。
頭がいいから、きっとうまくいくよ。」
「まだまだだよ。
でも、こうやって難しい仕事に挑戦できるのは嬉しいよね。」
「うらやましいなあ。わたしはいつまでたっても
事務方だから。」
「うちの部署、最近忙しいんだよね。」
「大変そうだね。何かできることがあれば手伝おうか？」
「いいの！？ありがとう！
実は、在庫管理が全然終わってなくて。」
「わかった。手伝うよ。」
「ごめん、最近色々あって私生活も大変なんだ。
だから、ちょっと先に帰るね。」
「あっ。う、うん。わかった。やっておくよ。」
「ごめんね。なんかあったら電話して。」
「今日は久しぶりに外食しようか。」
「いいわね。どこに行きたい？」
「私、パスタが食べたい！」
「僕はラーメンがいいな。」
「おいおい。久しぶりだぞ。焼肉にしよう。」
「やだ！パスタの方が絶対美味しいよ！
ラーメンも焼肉も油っこくて体に悪いし！」
「何言ってんだよ！ラーメンの方が全然美味いだろ！」
「お前たち、そんなの友達と食べればいいだろ。」
「焼肉だっておんなじじゃん！」
「ほらほら。もう。 喧嘩しないで！
喧嘩するなら、もう外食はやめっ！！」
人と付き合うときには、
頭のいいところが見えすぎると嫌われる。
あまりにも情が深いとそれに流されてしまう。
自分の意見を強く押し出すと、衝突して窮屈になる。
人付き合いというのは、
智と情と意地のバランスを上手にとらなければならず、
なかなか困難なことだ。
それでも私たちは、
様々な人間関係を築いているからこそ
生きていける。
