popoのブログ

超短編(ショートショート)

爽快な朝

朝日が昇る早朝、

柔らかな風が頬を撫でる。

アラームの音に目を覚ました俺は、

窓の外の景色に目を奪われた。

深呼吸をして、今日はきっと良い一日になる、

そう確信した。

 

いつものようにランニングウェアに着替え、

軽食を済ませると、マンションを出た。

外に出ると、鳥のさえずりが心地よく響き、若葉が輝いている。

心躍る景色に包まれながら、いつものコースを走る。

 

少しずつペースを上げ、呼吸を整える。

爽やかな汗が流れ、体中が心地よい。

少しずつ朝日が昇り、街並みが明るくなっていく。

ランニング中にいつもの人たちとすれ違う。

俺は人々の笑顔に励まされ、自然と笑顔になる。

 

いつもの折り返し地点で一息つき、水を飲む。

遠くに見える山々を眺めながら、今日の仕事のことや、

プライベートでやりたいことを考える。

悩み事も走りながら整理され、

心は少しずつクリアになっていく。

 

「おはよう。今日はちょっと早いのね」

いつものお店の、いつものおばあちゃん。

この挨拶が俺に元気をくれる。

 

再び走り出し、自宅を目指す。

最後の力を振り絞り、走り切った瞬間、

達成感と爽快感が全身を駆け巡る。

 

ああ。なんて気持ちいいんだ。

 

俺は、シャワーを浴び、すっきりした体で朝食をとる。

今日の朝食は、昨日自分で作ったサラダと、パン。

窓から差し込む陽の光を浴びながら、

美味しい朝食をゆっくりと味わう。

 

仕事に向かう電車の中で、

今日のランニングの事を思い出す。

心は満たされ、やる気がみなぎっている。

ランニングで得た爽快感が忘れられず、

いつもより仕事を進めることができる。

そんな気がする。

 

俺は今日、

とにかく笑顔が絶えない一日を送るんだ!

そう心に決めた。