popoのブログ

超短編(ショートショート)

友情~あなたを想う~

ある大きな公園で、子供たちが遊んでいた。

その中に一人の男の子がいた。彼はいつも一人で遊んでいた。彼には友達がいない。

ある日、男の子はいつものように公園で一人遊んでいた。

すると一人の女の子が来た。

「一緒に遊んでくれないかな?」

男の子は、びっくりした。誘われたのは初めてだった。

「うん、いいよ。」

男の子と女の子は、一緒に遊んだ。とても楽しく遊んだ。

それからというもの男の子と女の子は、毎日一緒に遊ぶようになった。

いつものように二人は公園で遊んでいた。

すると二人の前に、大きな犬が現れた。

犬は、大きな牙をむき出しにして、二人に襲いかかってきた。

「走ろう!」

二人は、走り出した。犬は、二人を追いかける。

たどり着いた先。そこには大きな川があった。

男の子は、女の子に言った。

「後で行くから、先に逃げろ。」

女の子は反論しようとしたが、彼は女の子を川に押し出した。

女の子は、川を泳いで渡った。女の子は、無事に岸にたどり着いた。

振り返ると男の子はもう向こう岸にいなかった。

それからというもの男の子と公園で会うことはなかった。

次の日も。その次の日も。会うことはなかった。

女の子は自分だけ逃げてしまったことを後悔した。

男の子は女の子を助けるために、自分を犠牲にした。

あの後どうなったのかもわからない。

 

だけど、女の子は、彼の勇気を、忘れない。

きっとまたどこかで会ったら「ありがとう」と言おう。

必ず言おう。

2人の友情は、永遠に続く。