popoのブログ

超短編(ショートショート)

ヒーローになる

僕は、夢見がちでちょっぴり元気な少年。

僕の心には、いつも大きな夢が広がっている。

それは “ヒーローになる” こと。

僕は、テレビや漫画で見るヒーローたちのように、

人々を助け、笑顔にすることが使命だと信じている。

 

少年は小さな事から始めました。

彼は毎日、学校や町でできる限りの善行を積み重ねました。

友達が助けが必要なときにはいつも手を差し伸べ、

お年寄りの方たちには荷物を持ってあげたり、

庭の手入れを手伝ったりしました。

しかし、彼の一番の夢は、

大きな冒険やヒーローのような活躍をすることでした。

ある日、いつものように夕食を食べていると

町長さんがやってきた。

「助けてくれ。明日の公民館でのイベントに

悪い奴らが来るって情報があるんだ。」

少年はこれを聞いて心がざわつきました。

「任せて!」

彼は部屋に戻り、パンチやキックの練習をしました。

 

そして次の日、

イベント会場にやってきた。

悪党たちはステージで悪さをしていた。

「おお!来たか。早く助けてくれ!」

首を縦に振った少年は「待ってて!」と

駆け足でステージに向かいました。

そして彼の繰り出す、パンチやキックで

悪党たちは退散したのでした。

ステージから見下ろした会場では

多くの人が拍手と笑顔で少年を讃えていました。

 

この日は少年にとって夢と冒険、

そして人間の温かさに溢れたものでした。