popoのブログ

超短編(ショートショート)

穏やかな日々

美しい自然に囲まれ、ここでは静かな穏やかな日々が流れている。

村の人々はみんな仲が良く、助け合いながら暮らしていた。

わしはずっと昔からこの村に住んでいる。

最近、自分が歳をとったことを感じることが増えた。

腰の痛み、体力の衰え。

それでもわしは、自分のペースでやれることをやる。

特別なことはしない。

わしは息子に、孫に、家族に、村のみんなに、こう言う。

「自分たちの日々の中で幸せを感じる瞬間を見つけ、共有しよう。」

みんなは、朝の静かな散歩で見る朝露の美しさや、

夕暮れ時の空の色彩の美しさに感動し共有した。

庭の花々が風に揺れる姿や、子供たちの笑い声に、

日々の出来事に感動し共有した。

それらはまた、聞いたみんなの心を和ませた。

穏やかな毎日のなかで、みんなで食事をすることを楽しむようにした。

みんなで調理を手伝いながら、おしゃべりに花を咲かせ、笑い声が響く。

食卓の上には、地元の食材を使った美味しい料理が並ぶ。

それらはいつも、みんなの心を温かくした。

特別なイベントや大きな出来事がなくても、

穏やかな日常こそがわしの幸せだ。

村のみんなも、今ではそれに気付いている。

わしは決して裕福ではない。

それでも仕事に追われることはない。

それでも時間に追われることはない。

最低限必要なことだけ、必要な時に、自分のペースで生きている。

穏やかな日が、わしに幸せを感じさせてくれる。

それで充分。

今日もこの小さな村では、特別なことは何もない。

みんなが穏やかな日を過ごしている。