いつも僕を支えてくれる彼女。
普段は少し強気な僕も、彼女の前ではか弱い男。
知識があり教養もある彼女。
僕はそんな彼女に魅了されている。
仕事で失敗した僕に彼女はこう言った。
「しっかりしなさい。仕事を失っても私は失わないわ。」
その言葉が僕の心にずっと残っている。
その言葉が僕に勇気をくれている。
ある日、僕は人生で一番の決心をする。
僕は、彼女と一緒に公園を歩いた。
そしていつものように日常の会話をしていた。
そのとき目に留まった花が美しかった。
その花たちの美しさは正に彼女のようだった。
その瞬間に僕は決心をした。
目の前にある花を摘んで花束にし、
彼女にこう言った。
「僕と人生を共にしよう」
突然の出来事に彼女も驚いていた。
そして彼女は僕の差し出した花束から
一輪を抜き取った。
「何よカッコつけて。」
彼女は笑顔で、その花を僕の胸元に挿した。