幼女2人がそれぞれ自分の馬に乗っていた。
幼女たちはお互い負けず嫌いで、
つまらぬ口論をしていた。
そこに通りがかった王様たち。
王様はにっこり笑いながらこう言った。
「2人で馬に乗ってレースをしてみないか?
勝った馬の主に宝を与える。
ただし、後でゴールした方を勝ちとする。」
2人の幼女は絶対に負けない!と
先にゴールしないよう、レースを始めた。
だがどちらも勝ちたい為に、のろのろとしている。
このままでは、いつまでも勝負がつかない。
そこに王様と一緒にいた僧侶が一言。
「・・・。」
それを聞いて、幼女たちは動いた!
2人はものすごい速度でゴールへ向かっていった。
『いったい、僧侶は何と言ったのだろうか?』
ここからは余談だが、
王様は「結局仲の良い2人だな。」
そう言って、二人の向かうゴールへ
2人分の褒美と共に向かった。
きっと幼女たちは
こうやって友情をはぐくむのだろう。